愛用品との美しい別れ方。ゲーミングチェアの処分と分解、そして安全に手放すための完全ガイド

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ゲ-ミング チエア 捨て 方

目次

長く過酷な戦いの日々を支えてくれたゲーミングチェアも、いつかは別れの時が訪れます。座面のレザーがボロボロになり、クッションが底付きし、あるいは引越しという人生の転機において、私たちはこの大きな家具の処遇を決めなければなりません。しかし、いざ捨てようと思い立ったとき、多くの人がその巨大さと複雑な構造を前にして立ち尽くしてしまいます。

この椅子は、ただのゴミとして捨ててよいものなのだろうか、 ガスシリンダーは爆発しないだろうかなど様々な不安があると思います。近隣の方々に迷惑をかけずに搬出できるのかも懸念点の1つです。

そんな不安を抱えるあなたのために、この記事ではゲーミングチェアの処分方法を、プロの視点から徹底的に解説します。特に最大の難関であるガスシリンダー(エアロッド)の安全な取り扱いから、日本の法律やマナーに則った正しい捨て方、そして費用を抑えるための知恵まで、余すところなくお伝えします。最後を綺麗に締めくくることは、次の素晴らしい椅子との出会いを迎えるための大切な儀式でもあります。

安全こそが最優先。ゲーミングチェア処分の心構え

安全こそが最優先。ゲーミングチェア処分の心構え

ゲーミングチェアを処分する際に、もっとも警戒しなければならないのは怪我のリスクです。一般的なオフィスチェアよりも大きく、重量があり、なおかつ強固な金属フレームで構成されているため、不用意に解体しようとすると予期せぬ事故につながりかねません。

まず理解していただきたいのは、ゲーミングチェアは複数の異なる素材が複雑に組み合わさった工業製品であるということです。鉄、プラスチック、ウレタンフォーム、合成皮革、そして高圧ガスが封入されたシリンダー。これらを適切に処理するためには、まず「力任せにやらない」ということを肝に銘じてください。特に錆びついた金属パーツを無理に外そうとして指を挟んだり、重たい座面を足の上に落としてしまったりするケースが後を絶ちません。

そしてもう一つ大切なのは、日本の法律と自治体のルールを遵守するという意識です。面倒だからといって不適切な場所に放置したり、回収日が違う日にゴミ集積所に出したりすることは、不法投棄とみなされる恐れがあります。日本という国において、ゴミの出し方はその人の社会的な信用に関わる重要なマナーです。ご近所トラブルを避け、気持ちよく手放すためにも、正しい知識を身につけることから始めましょう。

最大の難関、エアロッドの分解と安全対策

最大の難関、エアロッドの分解と安全対策

ゲーミングチェアを処分、あるいは分解してコンパクトにする際に最大の壁となるのが、座面と脚部をつないでいる「エアロッド」、いわゆるガスシリンダーの取り扱いです。ここは椅子の高さを調整するための心臓部であり、高圧の窒素ガスが封入されています。

多くの自治体では、金属ゴミや粗大ゴミとして出す際に、このシリンダーがついたままの状態でも受け付けてくれる場合が大半ですが、自分で細かく解体して家庭ゴミとして出したい場合や、リサイクル業者に持ち込む場合には、取り外しを求められることがあります。しかし、このシリンダーは長年の使用により、体重という強烈な圧力で座面裏の金具と脚部ベースに固く食い込んでおり、素手で引き抜くことはほぼ不可能です。

チェアを分解して安全対策を講じる方法1

ここでプロが使う分解のテクニックをご紹介しましょう。用意していただきたいのは、ゴムハンマーまたは専用の取り外しキットと潤滑油です。金属製のハンマーは火花が散ったりパーツを変形させたりする危険があるため、必ずゴム製のものを使用してください。

ゲーミングチェアの分解は、まず足元の「ベース(脚部分)」を外し、その後に座面裏に残った「ガスシリンダー」を外すという順序で行います。  

まず行うべきことは、安全を最優先とした作業環境の確保でございます,。チェアをひっくり返して安定させるための広いスペースを確保し、床が傷つかないようにシートや段ボールなどを敷いておきます。手を保護するために軍手を着用することも忘れず、取り組んでください。

最初のステップであるベースの取り外しには、ハンマーを使う方法と、専用の取り外しキット(金属製のリングとネジ)を使う方法の二通りがあります。

ハンマーを使う場合は、椅子を寝かせて接続部分に潤滑油をさし、10分から20分ほど待って油を浸透させることが重要です。その後、ベースを手でしっかり押さえながら、シリンダーの底や側面をゴムハンマーで叩いて振動を与え、引き抜きます。

もしboulies専用キットを使う場合は、シリンダーに二つのリングを通します。ベースに近い方のリング(リングA)はぐらつく程度に緩くし、その隣のリング(リングB)をガッチリと固定します。固定したリングのネジ穴に長いボルトをねじ込んでいくと、そのボルトが押し出される力で、テコの原理のようにベースが外れる仕組みになっています。

ベースが外れたら、次は座面裏の金具からガスシリンダーを抜く作業です。まずシリンダーを一番長い状態まで伸ばし、付着している油を拭き取ってください。ここでも専用キットが役立ちます。座面裏の金具に近い位置に緩いリング(リングA)を配置し、そのすぐ隣に動かないよう固定したリング(リングB)を取り付けます。固定したリングについている長いボルトを少しずつ締めていくと、ボルトが座面側(または緩いリング)を押し上げる形になり、その圧力で固着したシリンダーがボコッと外れます。

チェアを分解して安全対策を講じる方法2

ここでプロが使うテクニックをご紹介しましょう。用意していただきたいのは、ゴムハンマーと潤滑油です。金属製のハンマーは火花が散ったりパーツを変形させたりする危険があるため、必ずゴム製のものを使用してください。

手順としては、まず椅子を横に寝かせるか、逆さまにして安定させます。次に、シリンダーが差し込まれている接合部分に潤滑油をたっぷりと吹きかけ、油が浸透するまで十分から二十分ほど待ちます。この待つ時間が成功の鍵です。焦ってすぐに叩き始めてはいけません。
十分に油が馴染んだら、脚部ベースをしっかりと手で押さえながら、シリンダーの底面や側面をゴムハンマーで叩きます。一か所を集中して叩くのではなく、円を描くように周囲をまんべんなく叩いていくのがコツです。振動によって固着した金属同士の結合を解いていくイメージです。強い力で一度に叩くよりも、適度な力で回数を重ねるほうが効果的です。

ここで絶対にやってはいけない危険な行為について警告しておきます。それは、ガスシリンダー本体にドリルで穴を開けたり、切断しようとしたりすることです。内部には高圧ガスとともにオイルが封入されており、穴を開けた瞬間にそれらが勢いよく噴出し、顔や目に怪我を負うリスクがあります。また、火気のある場所での分解作業も厳禁です。インターネット上にはさまざまな分解動画が存在しますが、ガスシリンダーの破壊を伴うような過激な方法は絶対に真似をしないでください。もしどうしても抜けない場合は、無理をせず「抜けない状態」のままで処分する方法(粗大ゴミなど)に切り替える勇気を持つことも、安全管理の一つです。

付属品の分類と素材ごとの分別方法

付属品の分類と素材ごとの分別方法

無事に分解ができたとしても、次に待っているのは「分別」という日本特有の細かいパズルです。ゲーミングチェアはリサイクル可能な資源の塊でもありますが、混ぜてしまえばただのゴミです。環境への配慮と自治体のルールに従い、パーツごとに正しく分類していきましょう。

まずは「金属パーツ」です。エアロッド、脚部ベースの芯材、背もたれのリクライニング金具、そして座面内部のフレームなどがこれに該当します。これらは多くの自治体で「金属ゴミ」や「燃えないゴミ」として扱われます。特に金属類はリサイクル価値が高いため、正しく分ければ資源として再利用されます。

次に「プラスチック・樹脂パーツ」です。キャスターの車輪部分、アームレストの表面、サイドカバーなどが当たります。これらは「燃えるゴミ」なのか「プラスチック資源ゴミ」なのか、自治体によって判断が大きく分かれる部分です。例えば、硬いプラスチックは燃えないゴミとする地域もあれば、サーマルリサイクルとして燃やすゴミに指定している地域もあります。必ずお住まいの地域のゴミ出しパンフレットを確認してください

そしてもっとも嵩張るのが「クッションと張り材」です。座面や背もたれに使われているウレタンフォームや、表面のPUレザー、ファブリック生地です。これらは基本的に「燃えるゴミ」として処理できますが、そのままでは指定のゴミ袋に入りきらないことがほとんどです。その場合は、カッターナイフやハサミを使って、指定袋に入るサイズまで小さく裁断する必要があります。ウレタンは切りやすい素材ですが、粉塵が出やすいため、マスクを着用し、新聞紙などを敷いた上で行うことを強くお勧めします

あなたに最適な処分方法はどれか。

あなたに最適な処分方法はどれか。

ここまで分解や分別の話をしてきましたが、正直なところ「そこまで手間をかけられない」と感じた方も多いのではないでしょうか。処分方法は一つではありません。あなたの「予算」と「時間」、そして「体力」に合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。ここでは主要な四つの方法を比較してみましょう。

もっとも一般的で安心なのが「自治体の粗大ゴミ回収」を利用する方法です。これはコストパフォーマンスと信頼性のバランスがもっとも優れています。費用は自治体によりますが、数百円から千円程度で済むことが多く、電話やインターネットで申し込み、近くのコンビニエンスストアで処理券を購入し、指定された日の朝に玄関先や集積所に出すだけです。メリットはなんといっても費用が安いことと、行政サービスであるためトラブルの心配がないことです。デメリットは、回収日が決まっており、自分の都合で今日すぐに捨てることができない点、そして指定場所までは自力で運び出さなければならない点です。重いゲーミングチェアを家から出すのが困難な方には少しハードルが高いかもしれません。

次にお金はかかっても楽をしたい方に向いているのが「民間の不用品回収業者」への依頼です。電話一本で自宅の中まで取りに来てくれるため、重い椅子を運ぶ必要がありません。引越し前で時間がない場合や、他にも処分したい家具がある場合には非常に便利です。しかし、費用は数千円から、場合によっては一万円近くかかることもあります。ここで注意が必要なのは、業者の選定です。これについては後の章で詳しく触れますが、適正な業者を選ばなければ高額請求などのトラブルに巻き込まれるリスクがあります。

三つ目は、もっとも安上がりですがもっとも労力を要する「自力での解体と家庭ゴミとしての排出」です。先ほど解説したように、ノコギリや工具を駆使して指定ゴミ袋に入るサイズまで細かく分解すれば、いつものゴミの日に無料で出すことができます。しかし、強固なゲーミングチェアのフレームを一般家庭用の工具で切断するのは並大抵の作業ではありません。騒音も出るため、集合住宅では近隣への配慮も必要になります。時間と体力に余裕があり、DIYが得意な方以外にはあまりお勧めできない方法です。

四つ目は「買い替え時の引き取りサービス」の利用です。新しい椅子を家具店や通販で購入する際、古い椅子を無料で、あるいは格安で引き取ってくれるサービスを行っている場合があります。これなら新しい椅子の到着と同時に古い椅子がなくなるため、部屋が狭くなる期間がなく、非常にスムーズです。ただし、すべてのショップが行っているわけではないため、購入前の確認が必須です。Bouliesのような専門ブランドに買い替える際も、地域の運送業者が引き取り対応を行っているか確認してみるとよいでしょう。

日本の国民性と処分マナー。近隣トラブルを避けるために

日本の国民性と処分マナー。近隣トラブルを避けるために

日本においてゴミ出しという行為は、単なる廃棄処理以上の意味を持ちます。それは地域コミュニティの一員としての責任を果たす行為でもあります。集合住宅や住宅密集地でゲーミングチェアのような大型ゴミを出す際には、特有の配慮が求められます。

まず気をつけたいのが出すタイミングです。自治体の粗大ゴミ収集は基本的に当日の朝に出すルールになっていますが、仕事の都合などで前日の夜に出してしまう方がいます。しかし、これは放火のリスクを高めたり、カラスに荒らされたり、あるいは強風で倒れて他の住民の通行を妨げたりする原因になります。また、夜間に大きな家具を運び出す音は思った以上に響くものです。ご近所の方々に「あの家はルールを守らない」と思われないためにも、指定された日時のルールは厳格に守りましょう。

また、解体して家庭ゴミとして出す場合も注意が必要です。指定袋に入っているからといって、金属フレームが袋を突き破って飛び出しているような状態では、収集作業員の方が怪我をする恐れがあり、回収を拒否されることがあります。鋭利な部分はガムテープや新聞紙で厚く保護し、「キケン」と書いた紙を貼るなどの配慮を見せることが、日本らしい「思いやり」のあるゴミ出しです。

そして、残念ながら日本でも問題になっているのが「違法な不用品回収業者」の存在です。街中を大音量のアナウンスを流しながら巡回しているトラックや、「無料で回収します」と書かれたチラシをポストに入れていく業者には警戒が必要です。これらの業者の多くは、一般家庭からのゴミ収集に必要な許可(一般廃棄物収集運搬業許可)を持っていません。無料と言いながら荷物を積み込んだ後に高額な作業料を請求されたり、回収された椅子が不法投棄されてしまったりするケースが報告されています。もし不法投棄された椅子から個人情報などが見つかれば、元の持ち主であるあなたが責任を問われる可能性もゼロではありません。業者に依頼する場合は、必ずその業者がお住まいの自治体の許可を得ているか、あるいは古物商許可を持っているかを確認し、事前に明確な見積もりを取るようにしてください。

捨てる前に考える「もったいない」の精神

捨てる前に考える「もったいない」の精神

ここまで「捨てる」ことを前提にお話ししてきましたが、日本には古来より「もったいない」という素晴らしい精神があります。もし、あなたのゲーミングチェアがまだ座れる状態で、単にデザインに飽きただけや、体に合わなかっただけなのであれば、捨てる以外の選択肢も検討してみましょう。

近年ではメルカリやジモティーといったフリマアプリ、地域コミュニティサイトが普及しており、個人間で簡単に譲渡ができるようになりました。自分にとっては不要なものでも、誰かにとっては喉から手が出るほど欲しいものかもしれません。特にゲーミングチェアは定価が高価であるため、中古市場でも人気のあるアイテムです。

ただし、他人に譲る場合には守るべきマナーがあります。それは「徹底的な清掃」です。ゲーミングチェアは長時間体に触れる家具であり、汗や皮脂が付着している可能性が高いものです。座面の隙間のホコリを掃除機で吸い取り、ファブリックなら専用クリーナーで、PUレザーなら硬く絞った布で丁寧に拭き上げ、消臭スプレーをして風通しの良い場所で陰干しをする。そこまで行い、傷や汚れの状態を正直に伝えた上で譲渡することが、トラブルを防ぐための必須条件です。「立つ鳥跡を濁さず」の言葉通り、次の使い手に対して誠実であることが求められます。

しかしながら、座面が加水分解してボロボロ剥がれてくる状態や、シリンダーが故障して勝手に下がってしまう状態のものを隠して売ることは避けましょう。それは相手にとっても、そしてゲーミングチェアという製品全体のイメージにとっても良くないことです。機能としての寿命が尽きているのであれば、感謝を込めて適切に処分することこそが、もっともエコで誠実な態度と言えるでしょう。

ゲ-ミング チエア 捨て 方

まとめ

ゲーミングチェアの処分は、確かに手間のかかる作業です。エアロッドを叩き、素材を分別し、コンビニで券を買い、重たい荷物を運ぶ。しかし、その一つ一つの工程を丁寧に行うことは、これまであなたの体を支え続けてくれた相棒への最後の手向けとなります。

そして、処分の大変さを知ったあなただからこそ、次に選ぶ椅子がいかに重要か、身に染みて理解できるはずです。すぐに壊れてしまう安価な椅子を選べば、また数年後にこの大変な処分作業を繰り返さなければなりません。

だからこそ、私は自信を持ってBoulies(ブーリス)のような、品質にこだわり抜いたブランドをお勧めしたいのです。内部のフレームに対して6年の保証を設けているということは、少なくともその期間、メーカーが「壊れない」と自信を持っている証です。上質な素材、堅牢なクラス4ガスシリンダー、そしてへたりにくい高密度ウレタン。これらは単なる座り心地のためだけでなく、処分の頻度を減らし、長く愛用できるという「未来の安心」のためにも存在するスペックなのです。

正しい知識を持って適切に処分を完了させ、部屋がすっきりと片付いたその時こそ、本当の意味で次の相棒を迎える準備が整ったと言えるでしょう。あなたの新しいゲームライフや仕事環境が、より快適で、より長く続くものになることを心から願っています。

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    チェアの組立方法も、動画でご紹介いたします。初めての方でもスムーズに組み立てられるよう、手順を分かりやすく解説しています。新しくオフィスチェアを迎える際に、ぜひご活用ください。
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